「歯ブラシを見せただけで猫が逃げてしまう」
「口の周りを触ろうとすると嫌がって猫が噛んでくる」
「猫の歯磨きを毎日やるのは大変」
このようなことを体験したことはありませんか?
猫の歯磨きは大切だと言われていますが、実際にやってみると難しいですよね。
今日はもう歯磨きしなくてもいいかなと諦めてしまったこともあるでしょう。
本記事では、猫の歯磨きの重要性やコツなどを詳しく解説していきます。
この記事を最後まで読んで、愛猫が長く健康な歯を保てるように役立ててください。

猫に歯磨きをするメリット
猫への歯磨きは歯の問題を軽減するだけではなく、さまざまなメリットに繋がる大切な習慣です。
具体的には、以下のようなメリットが挙げられます。
- 歯石の沈着を防げる
- 口臭を抑えられる
- 歯周病を抑えられる
- 体調の変化に早く気がつける
以下に詳しく説明していきましょう。
歯石の沈着を防げる
猫の口内では、わずか数日で歯垢が硬い歯石へと変化してしまいます。
歯垢が一度歯石になってしまうと、家庭での歯磨きで落とすことは困難です。
毎日の歯磨きで汚れをリセットし、歯石になるのを防ぐようにしましょう。
たかが汚れと油断せず、早めに対処することが大切です。
口臭を抑えられる
猫の口臭には、口のトラブルだけでなく色々な病気が隠れている可能性があります。
歯磨きをせず普段から口臭がしていると、病気になっていることに気がつきにくくなります。
日ごろから歯磨きをして臭いの変化をチェックすることは、病気の早期発見に大きく役立つでしょう。
歯周病を抑えられる
歯周病は、歯を支える土台を破壊してしまう恐ろしい病気です。
歯磨きで細菌の増殖を抑えれば、歯周病の発生を抑えることができます。
シニア期に入っても愛猫が自分の歯で美味しく食事を楽しめるようサポートしましょう。
体調の変化に早く気がつける
毎日猫の口の中を観察していると、歯茎の赤みや腫れを早期に発見できます。
口内炎やできものなど、隠れたトラブルに気づくきっかけにもなります。
異常を早く見つければ、それだけ治療の負担も軽くなるでしょう。
猫に歯磨きをするコツ
猫に歯磨きを継続するコツは、無理をさせないことです。
猫が嫌がるのを力ずくで押さえつけて歯磨きをすると、歯磨きが嫌いになってしまいます。
まずは猫の口に触れたらご褒美をあげることから始めて、成功体験を積み重ねましょう。
「今日は前歯だけ磨けたから合格」といった、おおらかな気持ちが大切です。
猫の歯磨きは短時間で切り上げることが、猫のストレスを減らす秘訣といえます。

猫の歯磨きに使用する道具
猫の歯磨きグッズは猫の性格や慣れ具合に合わせて、適切な道具を選んであげることが重要です。
最初から完璧なセットを揃える必要はありませんので、使いやすいものを選んでください。
猫の歯磨きグッズは以下のようなものがあります。
- 歯磨きシート
- 指サック型ブラシ
- 猫用歯ブラシ
- デンタルジェル
以下に詳しく説明していきましょう。
歯磨きシート
歯磨きシートは指に巻きつけて使うタイプの歯磨きグッズで、口の中を拭うだけで汚れが落とせます。
歯ブラシを怖がる猫や、初めて猫の歯磨きに挑戦する飼い主様におすすめです。
指の感触が直接伝わるため、力加減を調節しやすいのが利点です。
使い捨てができるので、衛生面でも優れています。
指サック型ブラシ
指サック型ブラシは指にはめて使用する柔らかいブラシです。
シートよりも汚れをかき出す力が強く、効率的に歯磨きが行えます。
ゴム製やシリコン製など色々な素材のタイプがあるので、猫が好む感触のものを探してみてください。
指の動きをそのまま活かせるため、初心者でも扱いやすい道具です。
猫用歯ブラシ
猫用歯ブラシはヘッドが小さく、奥歯の細かい溝までしっかり届く設計になっています。
毛先が柔らかいものを選べば、デリケートな猫の歯茎を傷つける心配もありません。
歯と歯茎の間に溜まった汚れを落とすには、猫用歯ブラシが最も効果的です。
少しずつステップアップして、最終的には猫用歯ブラシを使えるようになることを目指すと良いでしょう。
デンタルジェル
デンタルジェルは猫が好むフレーバーがついており、歯磨きの時間を楽しみに変えてくれます。
デンタルジェルをブラシにつけて使うだけで、汚れを浮かせて落としやすくする効果が期待できます。
「美味しいものがもらえる時間だ」と猫に思わせることが習慣化の近道です。
猫が歯磨きをしないとどうなるの?
歯磨きを全くせずに放置してしまうと、猫の口の中は細菌の温床になります。
溜まった歯垢はあっという間に歯石となり、歯周病を引き起こす原因となります。
猫は重度の歯周病になると強い痛みが生じ、ご飯を食べられなくなるかもしれません。
それだけでなく、増殖した細菌が血流に乗って全身へ運ばれるリスクもあります。
血流にのった細菌は心臓や腎臓といった重要な臓器に悪影響を及ぼし、寿命を縮める可能性もでてきます。
「ただの汚れ」と軽く考えず、命に関わる問題だと考えましょう。
失ってしまった猫の歯は元には戻らないことを忘れないでください。

まとめ
猫の歯磨きは、健康で長生きするために重要なケアの一つです。
最初は上手くいかなくても、焦らず一歩ずつ進めていくことが習慣化への鍵となります。
道具の選び方や磨き方に迷ったら動物病院に相談しましょう。
口のトラブルを早期に見つけ、適切な治療を行うことが大切です。
当院では歯科疾患の治療経験が豊富にあります。
猫の歯磨きに限らず不安なことがあれば、当院までお気軽にご相談ください。
よくあるご質問(Q&A)
Q.猫の歯磨きは毎日しないといけませんか?
A.猫の歯磨きは毎日行うことが望ましいとされています。
猫の歯垢は数日で歯石に変わるため、できる範囲で継続することが大切です。
Q.猫が歯磨きを嫌がる場合はどうすればよいですか?
A.猫が歯磨きを嫌がる場合は、無理に行わず少しずつ慣らすことが重要です。
口に触れるだけでご褒美を与えるなど、成功体験を積み重ねながら短時間で終える工夫をしましょう。
Q.歯磨きシートや指サックでも効果はありますか?
A.歯磨きシートや指サック型ブラシでも、歯垢の除去や予防に一定の効果があります。
猫の性格や慣れ具合に合わせて使用し、最終的に歯ブラシへステップアップすることが理想です。
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