犬の口の中に白い塊があるのはなぜ?|考えられる原因と対処法を解説
犬の口の中に白い塊のようなものがある時、一体何が原因なのか悩まれる飼い主様もいらっしゃるかと思います。
犬の口腔内にできる白い塊は、病気であるケースもあれば、異常ではないケースもあります。
見た目だけでは判断が難しいため、注意が必要です。
今回は、犬の口の中に白い塊ができる原因や、動物病院での対応について解説します。
ぜひ最後までお読みいただき、口のトラブルの早期対応にお役立てください。

犬の口の中にできる白い塊の原因とは?
口にできる白い塊にはさまざまな原因があります。
よくあるものを以下にご紹介します。
歯石やプラークの沈着
歯石やプラーク(歯垢)が歯に付着すると、白っぽくざらついた塊のように見えることがあります。
歯石やプラークは放置していると歯周病の原因になります。
動物病院で麻酔をかけて口の中のクリーニングをしてもらうようにしましょう。
歯肉炎
歯肉の炎症で歯ぐきが盛り上がったり、白っぽく変色して見えることがあります。
出血や口臭を伴うこともあるため、症状をよく観察しましょう。
放置していると、食欲の低下につながることもあるため、動物病院へ相談しましょう。
口内炎
口内炎ができると、口の中に白い塊のようなものが見えることがあります。
白く見える部分が、実は赤くただれた潰瘍の周囲に形成された膜や膿であることもあるため、よく観察してみましょう。
痛みを伴う場合は食欲の低下につながるため、要注意です。
口腔内腫瘍
口腔内腫瘍の種類によっては、歯ぐきや粘膜に白〜灰色の塊ができることがあります。
特に良性の腫瘍であるエプリスでは白い塊に見えることが多いですが、悪性腫瘍の可能性もあるため注意が必要です。
エプリスとは?
口腔内にできる白い塊として、エプリスという良性腫瘍が挙げられます。
エプリスは主に歯肉に発生し、白っぽく硬い塊として目立つことが多いです。
特に小型犬や中高齢の犬でよく見られ、発生部位によっては食べ物が当たって出血したり、歯が押されてずれてしまうこともあります。
エプリスには「限局性歯肉過形成」「棘細胞性エナメル上皮腫」「周辺性歯原性繊維種」などのタイプがあり、見た目では区別がつきにくいです。
診断のために病理検査が必要な場合もあります。
良性とはいえ放置すると大きくなり、食事や生活に支障をきたすため、必要に応じて切除が検討されます。
異物(ガム、骨片など)
口の中に白い異物が挟まっているだけのこともあります。
無理に取ろうとすると傷になるため注意してください。
受診の目安と動物病院での対応
次のような場合は、できるだけ早めに動物病院にご相談ください。
- 塊が急に大きくなった
- 出血や痛みがある
- 口のにおいが強くなった
- よだれが増えた
- 食欲がない
病院では、以下のような検査や処置を行います。
- 視診・触診
- 歯科レントゲン
- 口腔内のクリーニング
- 必要に応じて麻酔下での精査や腫瘤の摘出、生検
自宅でのチェックポイント
口の中の異常を早期に見つけるためには、日ごろから、愛犬のお口の中を観察する習慣をつけておくことが大切です。
口の中に白い塊がある時は、病気の可能性もあるため、動物病院へ相談してみましょう。
特に口の中は非常にデリケートな部位です。
無理に触ると嫌がったり、傷つけてしまう可能性があるため、獣医師の診察を受けることが大切です。
また、年に1回程度は健康診断とともに歯科チェックを受けることで、白い塊や腫瘍の早期発見につながります。
まとめ
犬の口の中に見られる白い塊は、歯石や炎症、腫瘍、異物など多くの原因が考えられます。
見た目だけでは判断できないケースもあるため、気づいた時点での早めの受診が重要です。
当院では、歯科レントゲンや麻酔下での精密検査にも対応しています。
お口のトラブルは、放置すると食欲低下や全身の健康に影響することもありますので、お早めにご相談ください。
よくあるご質問(Q&A)
Q1. 犬の口の中に白い塊があるのですが、すぐに病院に行くべきですか?
A. 犬の口の中の白い塊の正体によって緊急性は異なります。
痛みや出血、急なサイズの変化がある場合は早めの受診が必要です。
良性の腫瘍でも放置すると大きくなり、食事に支障をきたすことがあります。
できるだけ早く診察を受けましょう。
Q2. 犬の白い塊がエプリスと言われましたが、手術は必要ですか?
A. エプリスは良性腫瘍ですが、場所や大きさによっては歯がずれたり出血を起こすことがあります。
そのため、必要に応じて切除が検討されることがあります。
Q3. 家で白い塊を見つけたときに気をつけることはありますか?
A. 白い塊は無理に取り除こうとせず、触ったときの反応や出血の有無などを観察しましょう。
見た目だけでは判断が難しいため、写真を撮って動物病院で相談するのもおすすめです。

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