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猫の避妊・去勢手術とはどんな手術?|目的・注意点を詳しく解説

「避妊手術・去勢手術って必ずやらなきゃだめ?」
「デメリットはないの?」
「小さいのに手術をするのは不安」
猫を飼っている飼い主様の中には愛猫の避妊手術・去勢手術の実施について不安や悩みをもたれる方も多いかと思います。
猫の避妊手術や去勢手術は、繁殖を防ぐことだけが目的ではありません。
猫を病気やストレスから守り、愛猫と飼い主様との暮らしをより良くする目的でも行われる大切な手術です。

この記事では、猫の避妊・去勢手術のメリット・デメリット、手術を行う時期や流れについて詳しく解説します。
ぜひ、最後までお読みいただき愛猫の避妊・去勢手術に関しての不安や疑問の解消にお役立てください。

クッションで丸くなる猫

猫の避妊手術と去勢手術について

猫の避妊手術(雌猫)は卵巣のみ、または卵巣と子宮を取り除く手術です。
手術をすることで、雌猫は妊娠しなくなります。
また発情に関わる行動(大きな鳴き声、落ち着きのなさなど)が起こらなくなります。

猫の去勢手術(雄猫)は精巣を取り除く手術です。
手術を実施することで、雄猫は繁殖能力がなくなり、マーキングなどの発情期特有の行動が減ります。
どちらも全身麻酔で行われ、動物病院で一般的に実施される手術です。

詳しく知りたいと思ったら一度ご相談ください。

猫の避妊・去勢手術を行う目的

猫の避妊・去勢手術を行う目的は以下のとおりです。

望まれない繁殖の防止

猫は繁殖力が非常に高く、1年で何度も妊娠が可能です。
避妊・去勢手術をすることで、責任を持って飼えない子猫が生まれることを防ぎます。

病気の予防

雌猫の場合は避妊手術をすることで、子宮や卵巣の病気、乳腺の病気のリスクを下げることができます。
特に猫の乳腺腫瘍は未避妊の猫に多く発生を認める腫瘍で、8割が悪性腫瘍と言われている怖い病気です。
猫が初回の発情を迎える前に実施すると、将来的に乳腺腫瘍の発症を大きく抑えることが出来ます。

雄猫の場合、去勢手術を実施することで、

  • 前立腺炎
  • 前立腺腫大
  • 精巣腫瘍

といった精巣や前立腺に関わる病気の予防につながります。

問題行動や発情に関わるストレスの軽減

猫の発情期の特有の行動として以下のようなものがみられることがあります。

  • 大きな鳴き声
  • マーキング(尿を吹きかける行動)
  • 攻撃的な行動や脱走

避妊・去勢手術を実施すると、これらの行動を抑えてあげることができます。
これらの行動を防ぐことは、ご家族の日常生活にとってのメリットだけでなく、猫自身の繁殖に関わるストレス軽減にもなります。

猫の避妊・去勢手術の注意点とは?

猫の避妊・去勢手術を実施する際には以下のようなデメリットも考えなければなりません。

  • 全身麻酔のリスクがある
  • 手術後に太りやすくなることがある

ただし、これらの点は適切な健康状態の確認、食事管理などで十分に対策可能です。
全身麻酔については、事前に以下のような検査によって健康状態に問題がないことを確認したうえで実施されます。

  • 身体検査
  • 血液検査
  • 画像検査(レントゲン検査など)

これら検査に異常がなければ麻酔のリスクは低いです。
もし不安な点がある場合は、事前に獣医師に相談しておきましょう。

避妊・去勢後のもう1つのデメリットである「太りやすくなる」という点も、生活習慣の改善によって対策が可能です。
猫は避妊・去勢手術を行うとホルモンバランスが変化し、基礎代謝が低下します。
そのため、手術前と同じ食事量を続けていると肥満傾向になることがあるため注意が必要です。

  • 食事量の見直し
  • 避妊・去勢後用フードへの変更
  • 日常的な運動の継続

これらを意識することで、肥満は十分に予防できます。
体重管理やフードの種類についても、動物病院でアドバイスを受けることができます。
運動に関しては室内にキャットタワーを設置するなど、高さを利用した動きが猫にとっては有効です。
避妊・去勢手術後に備えて気になることは獣医師に相談しておきましょう。

カラーをつけてベッドに乗る猫

手術を受ける時期

猫の避妊・去勢手術を受ける時期は、一般的には生後6か月〜12ヶ月前後が目安とされることが多いです。
ただし、

  • 成長の進み具合
  • 体重や健康状態
  • 発情の有無
  • 生活環境

によって実施の適期は異なるため、必ず獣医師と相談して決めることが大切です。

避妊・去勢手術の流れから手術後のケアまで

猫の避妊・去勢手術の流れは主に以下のとおりです。

  • 術前検査にて体調の確認
  • 全身麻酔下での手術の実施
  • 麻酔覚醒後の状態の確認
  • 1泊入院(日帰りの場合もあり)
  • 術後の体調の確認、抜糸の実施(おおよそ1週間後が目安)

手術前の検査によって隠れた病気や異常が見つかることも少なくありません。
その場合は手術が延期になることもあります。
また手術中に状態の変化が起きる可能性もあるため、手術当日は動物病院とすぐに連絡が取れるように待機していましょう。

手術後の家での過ごし方は以下のようなことに注意していきます。

  • 術後服などで傷口の保護をする
  • 激しい運動は控える
  • 食欲や元気など体調をよく観察する

痛み止めが処方された場合は、獣医師の指示に従って適切に使用しましょう。
手術後数日はいつもより元気がなかったり、大人しくする猫も多いですが多くの猫は数日〜1週間程度で普段の生活に戻ります。
明らかに元気食欲がなかったり、排泄の異常や傷口からの出血がある場合はすぐに動物病院に相談しましょう。

当院の料金について

当院での猫の避妊・去勢手術の料金は体重に応じて以下の通りです。
手術をご検討いただく際の目安としてご確認ください。

避妊♀(税込)
〜5kg36,300円
5〜10kg40,700円
去勢♂(税込)
〜5kg27,500円
5〜10kg31,900円

上記以外にも追加費用として

  • 避妊・去勢手術と同時に乳歯抜歯を行う場合:1本あたり1,100円(税込)
  • 皮下陰睾のオス猫:追加 11,000円(税込)
  • 腹腔内陰睾のオス猫:追加 22,000円(税込)

がかかる場合があります。

また、上記の手術費用とは別に、手術前には診察および各種検査を実施するため、別途費用がかかります。

床で寝転がる猫

まとめ

猫の避妊・去勢手術を実施することは、

  • 命に責任を持つため
  • 猫の健康と安心した生活のため
  • 人と猫が長く幸せに暮らすため

に非常に重要な選択です。
最終的には、ご家族が正しい知識を持ち獣医師と相談しながら決めることが何より大切です。

当院は猫の避妊・去勢手術を実施しています。
猫の避妊・去勢手術のご相談や術後のケアなどでお悩みの際は、いつでも当院にご相談ください。

よくあるご質問(Q&A)

Q1. 猫の避妊・去勢手術は必ず受けなければいけませんか?

A. 法律で義務付けられているわけではありませんが、受けたほうがおすすめです。
望まれない繁殖の防止や病気の予防、発情に伴うストレス軽減など、多くのメリットがあります。
愛猫の性格や生活環境、健康状態を踏まえて、獣医師と相談しながら判断することが大切です。

Q2. 避妊・去勢手術をすると性格が変わってしまいますか?

A. 手術によって性格そのものが変わることはほとんどありません。
発情に関連した興奮や攻撃的な行動、マーキングなどが落ち着くことで、結果的に穏やかに見えるようになることがあります。

Q3. 避妊・去勢手術後に太りやすくなるのは本当ですか?

A. 避妊・去勢後はホルモンバランスの変化により、基礎代謝が低下し太りやすくなる傾向があります。
ただし、食事量の調整やフードの見直し、日常的な運動を取り入れることで、体重管理は十分に可能です。

詳しく知りたいと思ったら一度ご相談ください。

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武蔵小山どうぶつ病院


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